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日本画について

画について

額縁について
日本画の筆
日本画筆について解説します。

 画筆の基本構造
画筆の4条件

1 円(えん) 曲線などを描くときに穂先がうまく曲がり割れない
2 尖(せん) 穂先の形が鋭く穂先に毛数が多い
3 斉(さい) 毛先がきれいに揃っており、毛が均一に混ざっている
4 健(けん) 筆に弾力があり、穂のバランスがよい

 筆の種類
線描き筆 特に細い線を引く為に使用します。面相筆とふだん使われる線描き筆とがあります。墨や絵具のおりが良く、太くも細くも線が描けます。(各種面相、削用、則妙、かすみ、快、金泥用筆、胡粉用筆)
彩色筆 彩色のための筆です。絵具のおりを良くするために、馬毛と羊毛が混合されています。(彩色筆、長穂彩色、夏毛彩色)
隈取筆 ぼかし筆ともいい、彩色筆でおいた絵具や墨を水だけを含ませた隈取筆で、ぼかすのに用います。
付立筆 穂先がよく揃っており、線描き筆としても使用できます。
筆のもつふくらみを生かして、画面に墨の濃淡の変化をつけて描く技法(付立)や、没骨用としても使われる用途の広い筆です。(長流、行雲、玉蘭、如水)
絵刷毛 刷毛の中で最も多く使われています。穂全体のバランスはもちろん、含みもおりも良いことが条件です。
唐刷毛 筆、刷毛の中で、唯一水に濡らさないまま使用します。絵具や墨のぼかしに独特の味わいをだします。
平筆 良質の羊毛の柔らかい毛で作られた口金の平らな筆で、幅広く塗るのに便利です。最近では彩色用としても使われています。

 原毛について
中国南部、上海、南京近郊特産のヤギの毛です。毛の生えている場所によって、さまざまな種類に分かれます。画筆では、筆のバランスを取る為に、特に羊尾を多く用います。
シベリアから中国東北部でとれるコリンスキー(最高級品)を含めてソ連、中国産のイタチを総称してセーブルと呼んでいます。毛の形状がきれいな紡錘形をしており、バネのような弾力があり、筆に作った時に特に穂先のまとまり、絵具の含みの良いのが特長です。
日本狸(白狸、合狸、黒狸、尾狸)と中国産狸があり、日本産が上質です。
毛の根元が細く、先が太い形をしている為、絵具の含みが良く、面相筆や付立筆に使われています。
アメリカ、カナダ、中国産があり、ほとんど全身の毛が使われていますが、日本画用では、尾脇(尻尾の生え際)を使い、赤尾脇、黒尾脇、ゴマなどと呼ばれる毛が使われています。
白玉、玉毛と称する白い毛だけを使います。先のまとまりが良いので、面相、白佳などに使用します。
黒山馬、赤山馬、大唐、小唐などの鹿の背筋の毛を使います。硬く、粗い毛質で、刷毛や付立の一部に利用されています。
北米産、中国産を使用。画筆では毛の先に白い斑があるものを使用します。弾力はありませんが、絵具の含みや、穂先のまとまりが良いのが特長です。

 筆の手入れと保存
●良く水を切り、風通しの良い場所に保存します。

●キャップをはめたり、密封しないでください。特に刷毛類は、ひもを付けて掛けておいたほうが良いでしょう。また、筆巻に長い間巻いて保管すると、蒸れて穂が抜けたり、虫喰いの原因になります。大切に扱って、長く使うように心掛けましょう。

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